心不全の基礎4剤(Fantastic4)は、バラバラに暗記するものではありません。 どれも「弱った心臓ポンプから、体がのせた重荷を1つずつ外す」手です。
HFrEF(左室駆出率が下がった心不全)の土台となる4剤。どれも対症療法ではなく、続けるほど予後(生存)を改善することが大規模試験で証明されている。
体の代償が、弱ったポンプに4つの重荷をのせている。4剤はそれぞれ別の重荷を外す。 薬を押して、どの重荷が下りるか確かめてください。
重荷のうち「水」と「血管」=前負荷・後負荷の力学。 前負荷を下げるとうっ血が引き、後負荷を下げると拍出が増える。同じ"下ろす"でも効きどころが違う。
こちらは予後の話。アドレナリン・アンジオテンシンⅡ・アルドステロンが心筋を壊し続ける悪循環を、薬が止める。 図②では、図①で双子だった利尿薬とSGLT2が割れる(純利尿は予後を変えない/SGLT2は別ルートで効く)。