薬は「どこに効くか」の土台でつながっています。神経伝達物質 → 受容体 → セカンドメッセンジャー、 そして自律神経まで。バラバラの暗記ではなく、1本の鎖として押して動かして確かめてください。
薬はシナプスのどこかに効く——①伝達物質の量/②受容体/③セカンドメッセンジャー。 「どこに効くか」で薬は整理できます。
①の深掘り。伝達物質は合成→貯蔵→放出→不活性化の一生をたどる。 多くの薬はこの各段に効いて「間隙の量」を増やす/減らす。
②の入口。受容体は4タイプ、見分けは「速さ」。 自律神経の薬は、ほぼイオンチャネル型とGPCRに効く。
薬は受容体を「回す(作動)」か「塞ぐ(拮抗)」。 サブタイプを選べば、臓器を狙い撃ちできる(β1選択=心臓だけ等)。
③の中身。GPCRは結合するG蛋白で行き先が変わる。 Gs→cAMP↑/Gi→cAMP↓(同じcAMPを逆向き)、Gq→Ca²⁺↑。
イオンチャネル型は膜電位を即動かす。陽イオン流入=脱分極(興奮・EPSP)、 Cl⁻流入=過分極(抑制・IPSP)。閾値を超えれば発火。
受容体がどこにあるか=薬がどこに効くか。2段構え(節前→〔神経節〕→節後)で、 節前は必ずACh→ニコチン(N)。違いは節後だけ。
ここまでの受容体を、体の制御系として1枚に。交感(戦う・逃げる)と 副交感(休む・消化)が、臓器ごとに正反対に働く。